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# 平成30年度 第2回 地区別学習会

 9月19日、広尾町農村環境改善センターで、平成28年から平成30年にかけて、町内50戸 乳牛960頭の体高と体重の計測を実施した「育成牛体測プロジェクト」について(株)清流酪農サービス代表取締役 海田佳宏氏による「育成牛初期の発育 傾向と対策」と題し開催され、町内の生産者、実習生ら12名が参加しました。
 学習会はスライドと資料を交えて行われ、生育ステージ別の体側結果からの飼養方法の問題点等について説明がありました。

 

・生後2ヶ月齢

 

 増体が劣る場合は、乾乳期間の母体管理が不十分で、子牛が虚弱の場合や、哺乳期間に問題がある事が示唆される。
 哺乳期間の問題とは、哺乳量や固形物摂取不足が主要因とする栄養問題、下痢等の疾病や寒冷環境対策不良が挙げられる。

 

・生後6ヶ月齢

 

 増体が劣る理由は、哺乳期間の失敗または哺乳期間が順調であっても離乳後の環境不良が考えられる。
 離乳後の飼養環境は激変する事例が多く、肺炎の発生や群飼養移行に際し、生育の個体差が生じやすい。
 この時期の子牛に対する技術対策も手薄になりやすい時期であり、潜在的な改善点が多いステージである。

 

・生後1歳齢

 

 発育目標は体高を優先し、体重が低い場合は栄養不足によるもので、哺育期間や若齢期の栄養不足に起因する。
 体重が多い場合も少なくなく、過肥傾向にある農場もあった。
 これは若齢期の栄養不足を補う為の代償成長を示し、結果的に行き過ぎた成長による過肥を誘発し、太り過ぎによる繁殖不良が懸念される。
 育成期に親のTMR残飼を過剰給与している場合にこの傾向が観察される。

 

・初産分娩前

 

 発育不良は難産と初産乳量の低下を誘発する。
 初産分娩時の発育不良は、種付け以降の栄養不足や施設不足からの密飼等による粗飼料摂取量不足によるところが大きい。
 また、初産分娩月齢を早める為に早期に人工授精を開始した場合、受精時の体格は適切であっても分娩時の体格が劣る事例も見られた。
 今回の体側結果から各ステージの望ましい成長目標を算出する事ができ、経産牛と初産牛の体格差が大きい場合は、初産分娩時の難産発生、繁殖不良、低乳量が懸念されるので、育成期から発育不良にならないように飼養していく事が大事であるとの事です。
 なお、今回の学習会の資料は農業支援課にありますので、内容に興味のある方は農業支援課までお問い合わせ下さい。

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