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# 平成30年の年頭にあたり

北海道農業協同組合中央会会長
飛田稔章

 

 組合員並びにJA役職員の皆様方には、ご健勝にて輝かしい平成30年の新年を迎えられたものと心よりお慶び申し上げます。
 皆様方におかれましては、日々の営農と併せ、地域農業の振興や地域社会の発展に向け、日頃より多大なご尽力をされていることに対して、改めて敬意と感謝を申し上げる次第です。

 昨年の北海道農業は、春先は晴れの日が多く、気温も高かったことから農作業・生育も順調でありました。
 9月中旬以降は、雨の日が多く収穫作業に遅れが発生し、特に9月18日の台風18号によって、全道的にデントコーン・水稲の倒伏、農業施設の損壊などにより、農作物の品質、収量に懸念が生じたところでした。
 しかしながら、結果的には、米は、作況指数が103の「やや良」、小麦・てん菜は、収量・品質とも平年作、生乳は、全般的に安定基調と組合員の皆様の努力の成果が報われた1年となりました。
 平成28年9月に4つの台風の影響により、河川の氾濫、農地の流出、関連施設の損壊、停電による生乳廃棄など、全道各地で甚大な農業被害が発生し、その傷も完全に癒えない中ではありますが、昨年元旦に新聞紙上で意見広告を行った『それでも種をまく。』という農民魂のもと、JAグループ北海道は着実に前を向いて歩んで参ります。

 一方、国際貿易交渉の状況は、TPP11、日EU・EPA、米国との貿易交渉など、その進展状況と合意内容、農業経営への影響など生産現場に十分伝わっていないこともあり、将来への不安を抱え、担い手の生産意欲の減退が懸念されるところです。

 農協改革、規制改革では、生産資材価格の引き下げと見える化、牛乳・乳製品の生産・流通においては、新たな加工原料乳生産者補給金制度を盛り込んだ改正畜産経営安定法が成立するなど農業政策対応に追われた1年でありました。

 JAグループ北海道は、今後とも必要な農政運動や国民理解へ向けての情報発信、JA経営の基盤を強化し、組合員の皆様の不安を払拭し、持続可能な北海道農業の確立に向け、万全な対 応を図って参ります。

 さて、現在、JAグループ北海道は、第28回JA北海道大会のメインテーマである「北海道550万人と共に創る力強い農業と豊かな魅力ある農村」の実現に向けた決議事項に基づき、その着実な実践を図っているところであり本年はその総括年度となります。

 昨年はJAグループ北海道の実践状況について、全体共有を図るとともに実践への機運を高め、JAグループ内外に実践状況を発信すべく、新規担い手倍増と550万人サポーターづくり・准組合員制度をテーマにJA北海道大会実践フォーラムを開催致しました。
 引き続き、JAグループ北海道の英知を結集し、北海道550万人から信頼され、ともに歩んでいくJAグループ北海道を目指して参ります。
 関係各位の特段なるご理解とご協力の程、宜しくお願い申し上げます。

 結びになりますが、今年の干支は戊戌(つちのえいぬ)です。
 一説には、戊は、「茂」に通じる意味があり、「植物の成長が絶頂期にある状態」を表しているとのことであります。
 今年は、この戌年にあやかり、天候に恵まれ実り多い豊穣の一年となりますよう、併せて、北海道農業並びに組合員、役職員の皆様の一層の発展を心よりご祈念申し上げ、新年にあたってのご挨拶といたします。

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