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家畜糞尿の成分を意識しましょう
家畜糞尿の利活用の注意点

 

 糞尿をほ煬に施用する効果の一つは、肥料成分の供給です。
 うまく活用することて肥料費を削減することも出来ます。
 しかし、自分の農場の糞尿にどの程度肥料成分があるのか認識していなければ作物の品質に悪影響を与える可能性があります。
 
1.糞尿施用の注意点
 ほ場に大量の糞尿を散布した塲合、糞尿中に含まれる窒素やカリウムなどの肥料成分の施用量が施肥標準を大きく超える可能性があります。
 特にカリウムはイネ科牧草に吸収されやすく、牧草中のカリウム含量が極端に増加するおそれがあります。

 

(1)カリウム過剰による乳牛の弊害
 給与飼料中のカリウム含量が乾物中の3%を超えると、乳牛体内でのマグネシウム欠乏の一因となります。
 また、乾乳後期などでカリウムが過剰に摂取されるとカルシウムの吸収が阻害され、低カルシウム血症の一因となります。

 

(2)窒素過剰による乳牛の弊害

 尿やスラリーは即効性の窒素が多く含まれます。
 窒素の過剰な施用は、牧草中の硝酸態窒素の増加につながります。
 硝酸の過剰による中毒症の危険値は、飼料中濃度の0.2%以上ですので注意が必要です。

 

2.糞尿の成分分析
 分析値がない場合でも、標準的な代表値を糞尿散布量の参考値とすることが出来ます(表1)。

 


 例えば、スラリーの原物1.0トン中には、窒素で1.0キログラム、リン酸で0.5キログラム、カリウムで4.0キログラムの肥料成分が含まれています。
 しかし、糞尿の肥料成分は糞尿貯留施設の違い等、様々な要因で農家間で異なります。
 特にスラリーは、肥料成分含有量のバラツキが大きいことがわかります(表2)。

 


 このため、糞尿を有効活用する上で、糞尿の肥料成分を把握することが重要になります。

 一度は自分の牧場の糞尿成分を調べてみることをお勧めします。
 糞尿を分析する場合、糞尿に含まれる肥料成分のうち、どのくらいの量が牧草に吸収されるのかを考慮する必要があります。
 これは肥効率と呼ばれ、次のような要因が影響します。

 

(1)糞尿の形態 ・・・ 堆肥、スラリー、尿、分離液など
(2)糞尿の施用時期・・・何月に散布するのか
(3)糞尿の乾物率・・・堆肥の窒素含有量に影響
(4)アンモニア態窒素の含有率・・・スラリーの窒素含有量に影響。

 

 このように、糞尿の肥料成分が牧草に利用される過程は一律ではありません。
 また、糞尿の大量な施用は乳牛に悪影響を与える可能性もあります。
 糞尿成分を把握して、効率的な施肥をおこないましょう。
 糞尿の利用について、ご不明な点は普及センターまで相談ください。

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