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# 普及センター技術情報

家畜の伝染病を防ぎましょう。

 

 家畜伝染病は、家畜伝染病予防法によって定められ伝染病です。
 その多くは、重篤な症状を示し、一度発生を許すと大きな被害をもたらします。
 そのため次の事項を遵守して大切な家畜を伝染病から守りましょう。

 

1.畜舎立ち入り毎の長靴消毒

 

・農場内に入り込んだ病原菌を広げるのは作業する人です。
  長靴は洗浄・殺菌して牛舎等に入りましょう。
・畜舎前には消毒槽とは別に長靴洗浄用に水槽を用意しましょう。


・畜舎に入る時には、専用のブラシを使い、長靴に付着した土や糞を落として下さい。
・長靴の側面だけでなく、靴底の溝、かかとに詰まった糞をしっかり取り除いて下さい。
・施設毎に専用の長靴を用意するのも有効な病原体拡散防止方法のひとつです。

 

 

2.飼槽通路の衛生確保

 

・給餌の作業動線が汚いと、作業機のタイヤから飼槽に泥が落ち、病原菌が牛の口に入る恐れがあります。

 


・作業機のタイヤは、牛舎に入る前には、必ず泥などの汚れをしっかり落としましょう。
・作業機のタイヤで飼料を踏まないように注意しましょう。
・飼槽通路は、餌の残渣を取り除き、飼槽を清潔に保ちましょう。
・飼槽の掃除をする場合は、専用のホウキやスコップ等を使用しましょう。
・飼槽レジコンの破損等があった場合には、そこから病原体が侵入する場合がありますので、必ず飼槽の補修をしましょう。
・飼槽レジコンの上は、牛舎内で使用した長靴で歩かないようにしましょう。

 

 

1.家畜防疫に関する最新情報の把握を!
2.畜舎立ち入り毎の長靴消毒をしましょう!
3.衛生管理区域の衛生状態の確保!
4.野生動物からの病原体の侵入対策をしましょう!

| - | trackbacks(0) | 17:37 | category: 農業 |
# 普及センター技術情報

農場の衛生管理を万全にしよう

 

 伝染性疾病発生予防だけでなく、子牛の下痢、乳房炎予防にも日頃からの適切な飼養衛生管理の実施が重要です。

 

1.衛生管理区域の衛生状態確保

 

(1)衛生管理区域とは?

 

 家畜に直接関連する区域で、病原体侵入防止のため重点的に衛生的な管理が必要な区域です。
 畜舎、飼料タンク、倉庫、生乳処理室、堆肥化施設等が含まれます。

 

(2)出入口の衛生徹底(石灰散布)

 

 農場出入口の消石灰散布は立ち入る車両の消毒に有効です。
 消石灰は空気中の水分を吸収し、徐々に効果が薄れていきますので、定期的に散布してください。
 また、タイヤ外周が白くなる程度(4〜5m)の幅の散布が必要です。

 

(3)通路等の泥濘化防止

 

 農場内が泥濘化していると石灰塗布タイヤ消毒も効果を発揮できません。
 ぬかるみを取り除いて砂利を敷くなどして、泥濘化防止に努めましょう。

 

 

 

(4)作業動線の分離または作業順序の徹底

 

 給餌とふん尿搬出の作業動線が重なると、牛が病原菌に触れるリスクが増えます。
 ふん尿搬出機械を給餌の作業動線に出入りさせない、重なってしまう場合はふん尿搬出直後に給餌車両を通行させず、農場内道路をこまめに清掃するなどの配慮が必要です。


(5)器具の清掃、消毒

 

 牛に接するミルカー、清拭タオル等の搾乳器具はもちろんのこと、ほ乳ビン、バケツ等は使用後すぐにミルカー洗浄と同様の手順で洗浄し、消毒しましょう。
 フマル酸等洗剤液への浸け置きも有効です。
 搾乳時の1頭1布と同様に、ほ乳器具も頭数分あると望ましいです。
 その他、作業に使うスコップ類、容器類、保定用具も定期的に洗浄、消毒してください。

 

(6)空ハッチ等の清掃、消毒

 

 ハッチは使用後にふん、敷料を十分に除去、洗浄しましょう。
 石灰乳塗布も望ましいです。
 使用床面は乾燥を心がけ、可能な限り、設置位置は移動させてください。
 育成舎等、畜舎の壁面に付着したふんは感染リスクのひとつです。
 定期的に汚れを剥いで落とし、消石灰等で消毒してください。

 

 

2.野生動物からの感染防止

 

(1)通り道、住みかを無くす

 

 畜舎周辺に不要物があると小動物の住みか、通り道となります。
 整理整頓を心がけましょう。

 

 

(2)窓、出入り口からの侵入防止

 

 防鳥ネット設置、忌避システムの利用などにより野鳥侵入を防ぎましょう。

 

(3)飼槽、水槽、ウォーターカップ等を清潔に保つ

 

 重要なのは野生動物のふん等が飼料、水に混入しないことです。
 飼槽、水槽をこまめに清掃して清潔に保ち、給餌の際は飼槽に野生動物のふん等汚れがないか確認してください。

 

3.立ち入り毎の長靴消毒

 

 畜舎に入る時毎に踏み込み消毒槽で長靴を消毒し、舎内への病原持ち込みを防正しましょう。

| - | trackbacks(0) | 17:39 | category: 農業 |
# デントコーン収穫作業終了

 9月25日よりデントコーンの収穫が本格的に始まり、10月15日に作業が終了しました。
 収穫作業については、台風の影響もなく順調に終わらせることができました。
 今年は日照不足の影響により、生収量は前年対比72.4%。
 品質の低下や粗飼料不足が懸念されますので飼料分析を行い適切な飼料給与に努めましょう。

| - | trackbacks(0) | 17:33 | category: 農業 |
# 豊作に期待

 10月5日から砂糖原料用てん菜の収穫が開始されました。
 本年の作付は214.4haとなり、総体的にあまり天候に恵まれない一年ではありましたが、生育は春先より順調に推移し、平均反収は昨年にひき続き5t以上が見込まれており、本年最後の農作物収穫に大きな期待がかかっております。

| - | trackbacks(0) | 17:31 | category: 農業 |
# 学童農園 収穫作業行われる

 9月18日、広尾町ふれあい農園内で、広尾小学校の1年生によるジャガイモ収穫体験が行われました。
 小学生の皆さんは慣れない作業の中ではありましたが、はじめての収穫作業に「いっぱいでてきた」や「こんな大きいやつとれたよ」などと楽しみながら、自分の服の泥汚れなど気にせずに一生懸命に作業をしていました。
 収穫したジャガイモはその場で塩ゆでしてバターをのせて食べました。
 収穫したてのジャガイモの味は格別であっというまにおかわりの列が出来ていました。
 帰りには袋一杯に詰まったジャガイモを持ちとても楽しい収穫作業になりました。

| - | trackbacks(0) | 17:30 | category: 農業 |
# 普及センター技術情報

「土づくり」のための土壌診断サンプル採取方法と有機物施用の効果

 

 収穫が終わった時期は、土壌診断用の土壌サンプルを採取できる貴重な時期です。
 また、次の作付に向けて、「土づくり」を行う時期でもあります。
 たい肥、緑肥を積極的に施用しましょう。

 

1 土壌診断用サンプル採取の注意点

 

(1)時期

 

 土壌診断を正確に行うため、土壌サンプルの採取は、施肥の影響が最も少ない収穫後のほ場で行います。

 

(2)採取地点・方法

 

 広いほ場の中で少量のサンプルを取る場合、正確な土壌診断が行えないことがあります。
 ほ場の複数地点で土壌サンプルを採取、混合することで、ほ場内の土壌成分のバラツキを平均化できます。
 5地点で土壌を採取(対角線採土法)、混合し、1kg程度のサンプルとします(図1)。

 


 採取する際は、畑地の場合表土2〜3cmを取り除き、その下約10〜30cmの作土深の土壌を採取します。

 

2 有機物の施用効果

 

 たい肥、緑肥がもたらす土壌環境改善の効果は非常に大きいものです。

 

(1)銅、亜鉛、マンガン等の微量要素が供給されます。

(2)腐植が増え、養分保持容量が高まり、養分の流亡を防ぎます。

(3)腐植は土の粒子をまとめる役割があり、団粒を形成します。

            これにより、保水性、透水性、通気性を向上させます。

(4)微生物の活性が高まり、数や種類が増えます。 

            微生物同士が干渉し合い、病原菌は増殖が抑えられます。

 

 緑肥の中には、土壌改良剤として、特異的な効果をもたらすものもあります(表1)。

 

 

3 有機物施用に伴う施肥対応

 

 たい肥による窒素の放出は、微生物の分解によるので肥効は数年に及びます。
 例えば、たい肥の窒素肥効率を20%とした場合、たい肥中の全窒素の20%は、すき込み後1年目で肥効が期待され、残りの80%の窒素分はゆっくりと土壌に放出されるため、2年目以降にも肥効が及びます(表2)。

 

| - | trackbacks(0) | 13:13 | category: 農業 |
# 農作業事故防止に努めましょう!

1.農道等を通行するときの注意点


 ・急がず、あせらずに運転しましょう。
 ・路上では交通規則を守り安全運転に努めましょう。
 ・後方の反射材の泥を取り除き、追突防止に注意しましょう。
 ・見通しの良い交差点ほど、「しっかり止まって、はっきり確認」を行いましょう。
 ・農道など狭い道路は、路肩に注意しましょう。
 ・作業機やトレーラーに人を乗せて運んではいけません。

 

2.農業機械等の操作に関する注意点


 ・農業機械等の点検や整備のときはエンジンを停止した状態で行いましょう。
 ・圃場出入り口の傾斜方向に対して平行に進入しましょう。
 ・異音の発生など機械器具の異常を感じたら、無理に操作せず、安全を確認しましょう。

 

3.農作業中の注意点


 ・作業に適した服装と保護具の着用で安全作業に努めましょう。
 ・一人作業の場合は、メモを残すなど、どこで作業をしているか家族にわかるようにしましょう。
 ・作業を始めるときは、周囲に人がいないことを確認しましょう。
 ・適度な休憩を取り、無理のない作業をしましょう。

 

4.農業用車両に関する注意事項


 ・整備不良がないか点検しましょう。
 ・車検の期間が切れていないか確認しましょう。
 ・自賠責保険や任意保険に加入されているか確認しましょう。

| - | trackbacks(0) | 13:09 | category: 農業 |
# 小麦収穫終わる

 本年の秋まき小麦は、春先こそ天候に恵まれ生育が順調だったものの、6月中旬から7月中旬までの降雨、曇天により生育は遅れ気味に推移し、平年より1日遅い8月3日より収穫が始まりました。
 収穫作業は順調に進み、降雨による1日の休みを除いて、大きな事故やトラブル等も無く、8月6日には延べ3日間の収穫を終える事が出来ました。
 本年の作柄は、開花期以降の天候不順により実が入らず、また、7月下旬から8月上旬までの高温により未熟粒が成熟前に乾燥してしまい細麦も発生していましたが、町内の平均粗原反収は9.4俵とまずまずの結果となりました。

| - | trackbacks(0) | 11:59 | category: 農業 |
# 普及センター技術情報

サシバエの対策について

 

 ハエ(サシバエ)は、頭部に吸血用の針を持ち、雌雄ともに血液を餌とし、気温が高まると短いサイクルで発生します。(表1)

 


 特に乳牛ではサシバエによるストレスから生産性の低下を引き起こす為、しっかりとした対策が必要になります。
 ハエの対策で大切な事は「予防」です。
 ハエの駆除の対象として重要なのは、成虫よりもむしろ幼虫やサナギであり、薬剤を使用する化学的駆除を始める時期もハエの幼虫が増え始める少し前(5月)からの対策が重要となります。(図1・表1)

 

 

1.発生場所

 

  牛糞が溜まりやすく、掃除しにくい場所

 

(1)堆肥舎・周辺の草むら

 

・十分な切り返しをおこなっていない堆肥の堆積場所や機械が入りにくい場所は、サシバエの発生源になります。
 特に堆肥舎の壁際では糞が溜まりやすく、サシバエの越冬場所にもなります。
 また、サシバエは吸血時以外は、周辺の草むらなどで休憩します。

 

(2)哺乳子牛の飼養場所、飼槽やウォーターカップの下、柱の周りなど

 

・幼虫は水分の多い所、さなぎでは比較的乾燥した所に多い。

 

2.サシバエの害

 

(1)吸血による痛み。

(2)吸血を避けるために牛が、一箇所に集まる事によるヒートストレス。

(3)ゆっくりと横になって反芻できない、十分採食できないため栄養的ストレスから乳房炎、繁殖障害を招きます。

(4)何度も吸血を繰り返すため牛白血病ウイルスの伝搬を助長します。

 

3.発生源対策について

 

4.物理的方法

 

・防虫ネットの使用、スコップ等で掃除、牛舎周辺の草刈り、トラップの設置、電撃殺虫機等の器具により駆除。

 

5.化学的方法(殺虫剤散布による駆除・図2)

 

 

(1)幼虫剤

 

・幼虫の発育を阻害。
 幼虫の発生場所に定期的に散布します。

 

(2)成虫剤

 

・サシバエの発生に対して、有機リン系、ピレスロイド系の殺虫剤を適時使用します。

 

(3)ベイト剤

 

・残留効果のある殺虫剤をサシバエが止まる壁や柱等に塗布します。

 

6.放牧牛への対策(畜体保護)

 

・プアオン製剤(駆虫薬)の牛の背中への塗布や、ベルタックなどのイヤータグには、忌避効果があります。

| - | trackbacks(0) | 14:07 | category: 農業 |
# 普及センター技術情報

ポイントを押さえた搾乳作業の実践を!

 

 乳房炎は、乳牛の生産性低下に伴う経済的損失だけでなく、作業者の精神的ストレスにつながります。
 限られた労働力や作業環境のなかで乳房炎を予防するためには、主に

 

(1)適切な搾罰方法

(2)衛生的な飼養環境

(3)乳牛の健康

 

が大切になります。
 今回は「搾乳方法」についてとり上げます。

 

1 乳頭先端の損傷は深刻な影響を与えます

 

 乳頭先端の損傷(写真1)は、乳房炎発症のリスクを高めます。


 乳頭が傷んでいると乳頭清拭の際に牛が痛がるため、きれいに拭くことすらできません。
 これは搾乳刺激の不足を意味します。
 さらに、黄色ブドウ球菌などの「細菌の褄み家」になってしまいます。
 乳頭先端の損傷は、搾乳システムの異常(調圧器やパルセータの異常、高い真空圧など)のほか、不適切な搾乳方法によっても生じます。

 

2 搾乳作業でとくに大切なこと

 

 乳頭損傷を減らし、乳房炎発症のリスクを下げるために、良質乳生産者が共通して行っている搾乳作業のポイントを図1にまとめました。

 

 

 ポイントは、十二分な搾乳刺激と過搾乳の防止により乳頭先端を損傷させないこと、確実なディッピングにより乳頭を殺菌することです。
 牛は変化を嫌う動物です。
 作業者全員で同じ作業を行うことが大切です。

 

 気温が高く、乳房炎が多く発生する時期となっています。
 乳頭先端の状態を意識的に確認して下さい。
 とくに初産牛の乳頭先端が傷んでいる場合、深刻な状態にあると考えるべきです。
 搾乳方法の見直しも含めて、何らかの対策を打つことが大切です。

| - | trackbacks(0) | 13:59 | category: 農業 |
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