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# 普及センター技術情報

牧草地の植生を保つために

 

経年草地の維持管理

 

〜牧草の種類に合わせて施肥〜

 チモシー主体草地では、1番草収量が多いので施肥量は春が多く、1番刈り取り後はその半分を施すのが一般的です。
 オーチャート主体草地では、刈遅れると嗜好性が低下します。
 3回刈ることを前提に、5月末に1番草を刈って、40〜45日ごとに利用していきます。
 施肥量は3回均等に施します

 

〜マメ科牧草は窒素を供給〜

 マメ科牧草は根粒菌によってイネ科牧草が吸収できる無機態窒素を供給します。
 アカクローバーは、は種2〜3年の収量性、シロクローバーは地際部を広く覆い雑草の侵入を防ぐと共に収量向上に貢献します。
 マメ科率が15〜20%の混播草地では、年間2〜4kg/10aの無機態窒素を供給します。
 マメ科牧草の維持のためには石灰質資材を投入することも重要です。
 施用時期は秋が最も良いですが、春でも可能です。
 春の場合は早春追肥の後、一雨後または2週間後に行います。
 施用量は土壌診断に基づいて行います。(表1)

 

 

〜早春の施肥管理〜

 早春の施肥管理は萌芽時期の施肥が最も収量が多くなります。
 施肥が遅れれば遅れるほど、収量が減少する傾向が見られます。(図1)

 

 

 平年の萌芽期は4月20日です。
 雪解け後、トラクターが草地に入れるようになれば、速やかに肥料散布ができるように準備しましょう。

 

〜ふん尿の有効施用〜

(1)基本にマメ科の割合別による施肥標準を参考にします。(表2)

 


(2)草地に施用したふん尿量を把握します。
(3)表3より草地に還元した肥料成分量を計算します。

 

 

(4)施肥標準から(3)を引いたものが化学肥料による年間施肥量です。
(5)(4)の施肥量は年間施用量なので、チモシー主体草地ではその2/3を春に施用します。

| - | trackbacks(0) | 17:42 | category: 農業 |
# 普及センター技術情報

子牛の寒冷対策 その2

 以前の号においても触れさせていただいておりますが、現場で実践されている子牛の寒冷対策の一部をご紹介します。

 

1.力−フウォーマーの利用

 カーフウォーマーとは、出生直後の新生子牛の乾燥、加温を目的した装置のこと(写真1)で、最近は事業の補助も後押しして、導入する農場が増えています。


 出生直後の子牛は体脂肪率が3%前後と皮下脂肪の蓄積が少なく、体の表面積が体積に比べて人きく、冷えやすい体型であるといえます。
 また、出生直後の子牛は母胎内の38℃から一気に外気温に曝されます。
 正常な子牛でも気温20℃で産まれて生後12時間で1℃も体温が低下することが報告されており、冬期間は出生後の体温低下がさらに顕著になることは容易に想像がつきます。
 カーフウォーマーによって乾燥、保温することで、出生後の寒冷ストレスを回避し、その後の疾病リスク低減効果を実感している声も聞かれます。

 

2.ほ乳量を増やす

 ほ育牛の適温域は13℃〜25℃で、下限の13℃を外気温が下回ると熱産生を始めるといわれています。
 換言すると、外気温が13℃を下回ると、増体に向けられるはずだった摂取エネルギーが体温を維持するために使われてしまうということです。
 対処として、冬期間は寒冷によりエネルギーをロスする分、ほ乳量を1割〜2割増やすことが推奨されています。

 

3.体熱の環境への放射、冷たい床への熱伝導を防ぐ対策

 敷料を豊富にすること、カーフジャケットを着せることは、体熱が外気に逃げるのを緩和させます(写真2、3)。


 また、赤外線ヒーターなどの保温器具を設置して、子牛の周りの温度を上げること、寝床に断熱性資材を敷いて冷たい床への熱伝導を防ぐことも寒冷対策として有効な技術です(写真3、4)。

 

| - | trackbacks(0) | 17:37 | category: 農業 |
# 普及センター技術情報

牛の生活時間を見直そう

 

 タイムバジェットという概念があります。
 生物が要求する1日あたり行動時間で、生活時間割のようなものです。
 家畜とはいえ、牛も生物として、この時間割で生活をする性質を持っています。
 近年の研究で、乳牛のタイムバジェットが一日の乾物摂取量を左右するとして注目されています。
 もちろん、牛の採食量は粗飼料品質に大きく影響されます。
 しかし、エサの品質や供給量に問題はなくても残飼が発生したり、牛体や乳検データに採食量不足の兆候が現れるなど、計算どおりの採食量に到達していないと推測される場面もあります。
 食べる量が少なくなる原因として、「食べる時間が少ない」ということは考えられないでしようか?
 搾乳を含めた管理作業で牛の採食行動を妨げる時間は意外な所で存在し、それを合計すると、1日の中では数時間になるケースもあります。
 「外仕事」が少ない冬期間、このタイムバジェットを意識して現在の牛群管理を見直してはみませんか?

 

【牛の行動上の要求時間】

 

 表1は、牛のタイムバジェットの研究です。


 フリーストール管理でのデータですが、繋ぎ飼いでも、基本的に牛の要求時間は変わりません。
 この時間割がゆがめられると、乳量が影響を受けます。
 採食量に直結するのは、採食時間ですが、それには休息時間が密接に関ることがわかっています。
 事実、牛が1日の中で最も多くの時間を費やすのは休息時間なのです。

 

【休息時間の要求と生産性】

 

 牛は、体を横たえて座る横臥行動に明らかな要求があります。
 横臥時は、牛に不可欠な休息と反芻行動に重要な時間です。
 試験的に連動スタンチョンなどで数時間の拘束後に解放されると、採食より休息を選択する牛が多いそうです。
 このことから、採食より休息の優先順位が高いと考えられます。
 つまり、「ゆっくり座れないなら食べる時間が減る」可能性があるのです。
 フリーストールでも繋ぎ飼いでも、構造や安楽性に問題ある牛床は、採食せずに立つ時間か増える傾向があります。
 休息時間か1日あたり1時間減少すると日乳量が1〜1.7kg減少するといわれています。
 牛床はクッション性の保持と牛体をキズつけないことを常にチェックし、問題は高い優先順位で改善すべきです。

 

【管理作業と牛の行動を再考する】

 

 エサを食べる採食時間、栄養の消化・吸収が進む休息時間は、どちらも1日の最大値にしたいものです。
 牛の行動時間を1日の配分割合で示すと図1のようになります。


 24時間のうち、牛が必要とする生活時間は、87%で13%が残ります。
 24時間の13%は約3時間です。
 理想的には、牛の拘束時間は1日3時間以内といえます。
管理作業の手法・タイミングによっては、牛の拘束時間が増大し、採食・休息行動を阻害することもありえます。
 現在の管理上に、牛が「休息も採食もできない時間帯」は存在しませんか?

 

・パーラー搾乳で待機室にいる時間が長い
・牛を待たせての飼槽の清掃
・放牧、パドック管理で牛舎への出し入れの際、牛を待たせる

・飼槽に牛が並んでいてエサがない時間帯がある など

 

 大規模な搾乳牛群では、パーラー前の待機時間の拘束が問題になります。
 群ごとに最後の牛が搾乳されるまでの待機時間が1時間以内になる1群頭数としたいものです。

 


 牛がパーラーから戻ったら、新鮮なエサが飼槽にある管理が理想です。
 牛が休息も採食もできない時間を今より短縮するための作業手順を家族、作業者で相談してみませんか。

| - | trackbacks(0) | 11:46 | category: 農業 |
# 普及センター技術情報

乾乳牛の管理を再度確認してみませんか。

 

 

 牧草・飼料用とうもろこし等の収穫作業が一段落ついたこの時期に、あらためて乾乳管理の見直し確認をしましょう。
 搾乳牛にとって乾乳期とは、次乳期の始まりを意味します。
 母体では多くの生理的変化が起こる時期です。
 乾乳期の飼養環境を改善することが、周産期病の予防につながります。

 

乾乳牛の特徴・生理的変化

 

 乾乳牛とは、妊娠末期の搾乳牛です。
 胎児により「腹が大きく・体が重くなり・消化管が常に圧迫されている」状態にあります。
 そのため、生理的にも採食量が低下しやすくなります。
 そこで、乾乳期の栄養要求量に対して、採食量不足を防ぐ管理部重要になります。

 

充分な、飼養スペース

 

 乾乳牛に望ましい環境は、充分な「1頭あたりスペース」を確保する事です。
 飼養密度の高い環境は、群内で序列が低い牛(弱い牛)が、飼槽・水槽から追い立てられ、採食量・飲水量が低下、横臥時間の制約による、子宮への血流量低下から胎児に対する栄養供給量低下等、多くの悪影響があります。

 

(1)乾乳牛に必要なスペースは、
 面積:1頭あたり12平方メートル以上
 飼槽幅:1頭あたり1m
 搾乳牛と比較して、2倍程度の面積になります。
(つなぎ牛舎の場合は、2頭分の牛床を1頭で利用するなどの工夫が必要です)

 

クッション性に富む牛床

 

 正常な分娩を促すために、寝起きのしやすい・歩きやすい状態に保ちましょう。
 牛は、逆子・難産を防ぐために、寝返りや、歩き回る等の行動をします。

 

(2)寝起きが容易な環境を整備する。
 体が重く、座りたい。横臥要求を満たす、座り心地の良さを提供する。

 

(3)充分な敷料を投入し、クッション性が高く、乾燥した牛床を保つ。

 

群移動のタイミング

 

 群移動の方法については、群内の序列闘争が1頭に集中しないよう注意が必要です。
 なお、序列闘争の期間は10日程度を要すると言われています。
 さらに、牛は社会的動物(群れをなす)なので、独房等で隔離されることもストレスになります。

 

(4)1頭づつの群移動を避け、複数頭づつ移動させる。

 

(5)分娩10日の移動を避ける。

 

(6)各群で10日以上の滞在期間を設ける(無理な場合、群移動しない)

 

(7)1頭だけに隔離しない
 (分娩房が独房の場合は、分娩当日に移動する)

 

 これらの項目を、一つでも多く乾乳管理に取り入れて、周産期病を防ぎましょう。

| - | trackbacks(0) | 15:04 | category: 農業 |
# 普及センター技術情報

分娩後のエネルギー不足牛の摘発とその対処について 〜ケトーシス予防〜

 

 分娩後の乳牛は生乳を生産するためのエネルギーを採食した飼料からのみで補うことができず、全ての牛において多少の差はあるもののエネルギー不足の状態に陥っています。
 そのため、自分の体脂肪を動員し、エネルギーの収支を合わせようとします。
 しかし、エネルギー不足の程度が激しいと体脂肪が過剰に動員され、その際にケトン体が産生されます。
 ケトン体そのものが、エネルギー源としても使われますが、過剰に産生されるとエネルギーへの変換が追いつかず、体内にたまってしまいます。
 たまってきたケトン体により、元気が消失、食欲減退が起こり、生産性が著しく低下する要因となります。
 この状態はケトーシスと呼ばれています。
 ケトーシスは臨床性と潜在性にわけられ、最近は、はっきりとした症状がないまま、見過ごされやすい潜在性ケトーシスを早期に発見し、対処することがより高い生産性を実現できるとして現場で実践している農場をみかけます。
 その一部をご紹介します。

 

潜在性ケトーシス牛をチェックする方法

 

(1)サンケトペーパーによる乳汁中のケトン体測定

 分娩後の牛の乳汁に試験紙(写真1)を3秒間浸し、乳滴をはらって、1分経過後の色調を判断します。
 ケトン体が100μmol以下なら試験紙の色調は変わらず、200μmol以上なら試験紙が紫色に変色します。

 

 

(2)乳検データ 分娩後初回の乳脂肪が5%以上の牛をチェック

 分娩後、初めての乳検データ(分娩後7〜30日)で乳脂肪率が高い場合、エネルギー不足により体脂肪が過剰に動員されていると推測され、このような牛は乳汁中のケトン体も高くなっていることが予想されます。

 

(3)乳検データ 乳中ケトン体をチェック

 乳中ケトン体が0.13ミリmol/L以上の牛を確認します。
 今年度から乳検情報で個体ごとの乳汁中のケトン体が数値でわかるようになりました。
 前述の乳脂肪率と合わせて確認してみましょう(写真2)。

 

 

(1)〜(3)のチェックで潜在型ケトーシスが疑われる場合の対処

・飼料用グリセリンなどの速やかにエネルギーになる資材の投与を5日間程度継続します。
・糖蜜資材の投与も症状を緩和させる効果があります。

 

 分娩時(乾乳期)に過肥の牛、後産停滞牛は、分娩後、採食量が落ちやすいので特に注意してチェック、対処しておきましょう。
 予防策として分娩前後にバイパスコリン、バイパスメチオニンなど体脂肪動員時に肝臓に蓄積してしまう脂肪の代謝を促進する資材を投与するのも、良い方法の一つです。

| - | trackbacks(0) | 14:52 | category: 農業 |
# 小麦収穫終わる

 本年の秋まき小麦は昨年の播種時期こそ天候に悩まされましたが、春からは好天に恵まれ生育は順調で、平年より3日遅い7月29日より収穫が始まりました。
 収穫期間中の降雨や霧雨などにより決して順調な作業とはなりませんでしたが、大きな事故、トラブル等無く8月5日には収穫を終えることが出来ました。
 本年の作柄は、気温は低かったものの6月の開花期に日照時間が確保出来た上、細麦が懸念された7月の高温も目立った影響は無く、過去最高だった平成27年産を上回る反収となりました。
 畑作物の本年最初の収穫で豊作となり、今後収穫が始まっていく馬鈴しょ、甜菜など他品目においても豊作を期待しています。

| - | trackbacks(0) | 14:29 | category: 農業 |
# 普及センター技術情報

暑い季節…暑熱から採食量を守る

 

1.牛の体温調節機能

 

 恒温動物は、体の熱生産と熱放出量の調整で体温を一定に保ちます。
 牛の体熱放出に着目したデータがあります(表1)。

 


 牛は汗腺が少なく、体温放出は、汗による蒸散よりも、皮膚の表面と呼吸器から、直接の蒸散によって行います。
 汗のように多量の水分蒸散はないので、放熱効率が良くないことと、同じ気温でも周囲の湿度が高い程、皮膚からは蒸散しにくくなります。
 そこで、口を開けて水分蒸散する行動(パンティング)に至る段階になると、反すうが停止し、牛体は水分、ミネラルを失います。

 

 

2.牛舎内温度・湿度の管理

 

 牛舎内の温度と湿度を、温湿度計で把握しましょう。
 乳牛が暑熱を感じる気温は、24℃以上で、27℃で体熱放出の代謝活動が大きくなるといわれます。
 扇風機などの冷却策がなければ、呼吸器からの熱放散をしようとします。
 送風を牛体に直接当てる場合は、前駆部が良いといえます(図2)。

 

 

 飼槽の上や牛床に設置しているものの角度や送風状態を確認してみましょう。
 暑熱対策としての風速は、1.1〜2.2m/秒とされています。
 また、体温放出効率が低下しないよう、牛舎内湿度は40%程度を目標としたいです。
 送風には冷却目的と同時に、換気の機能も望まれます。

 

3.水の確保

 

 気温上昇により飲水量が増えます。
 水槽は、全て正常に機能するように清掃、メンテナンスを強化しましょう。
 場合によっては、パーラーの戻り通路などに臨時増設も考えられます。
 ウォーターカップの水量が不十分なら改善が必要です。
 既存の配管へ給水管の増設も可能です。

 

 

4.ストレスを増大させない

 

 牛自身、採食で代謝熱が発生する発酵タンクを持ち、「食べる=暑い」のです。
 ゆえに直接の暑さに飼養環境の悪条件を重ねない管理が採食量を守ることになります。

 

 【排除すべき暑熱ストレス増大要因】

 

・高湿度
・空気の動きがない
・水が満足に飲めない
・直射日光

 

 直射日光については、日照側を遮光カーテンで覆うことが有効です。
 身近な技術の積み重ねですが、徹底することで効果的になります。

 

| - | trackbacks(0) | 17:30 | category: 農業 |
# 学童農園植え付け作業行われる

 5月18日、広尾町ふれあい農園内で広尾小学校の1年生40名によるジャガイモ・トウモロコシ・カボチャ・玉ねぎ・20日大根の植え付け体験学習が行われました。
 参加した小学生は、はじめて行うジャガイモ等の植え付け作業に目を輝かせ、服の泥汚れも気にせずに一生懸命作業を行いました。
 なお、7月上旬にはまた皆で農園の除草作業を行い、9月中旬に収穫する予定となっております。

| - | trackbacks(0) | 17:12 | category: 農業 |
# 東豊似牧場乳牛入牧

 5月12日、東豊似町営牧場において一斉入牧が行われました。
 今年も雪解けは早く、牧草の生育は順調に進み、例年とぼぼ同時期の入牧となりました。
 今回は東豊似牧場のみの入牧となっており、期間内受入頭数は425頭の予定となっています。
 入牧の初日は放牧に慣れていない牛もいましたが、すぐに仲間とともに広々とした草地を駆け回っていました。
 入牧された牛たちは新鮮な牧草をたくさん食べ、これからの5ヶ月間で大きく成長し、広尾町の生乳生産に貢献されることを期待しています。

| - | trackbacks(0) | 17:11 | category: 農業 |
# てん菜のペーパーポット作り行われる

 3月8日から中野塚てん菜育苗センターの操業が開始されました。
 流れ作業により次々と土や種を入れたペーパーポットがてん菜耕作者のもとへと運ばれて、ビニールハウスに納められました。
 作業は9日間で終了し、出来上がったペーパーポット数は5,000冊を超え、昨年を3割強上回りました。
 本年の町内のてん菜作付面積は173haと昨年より若干減となっていますが、本年は直播が減り移植栽培が増える予定で、町内反収の向上が期待されます。

| - | trackbacks(0) | 17:09 | category: 農業 |
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